IIS のアクセスログは、デフォルトでは「C:\WINDOWS\system32\LogFiles」配下に日付別で出力されます。
この設定は、IIS の「既存のWebサイト」のプロパティの「Webサイト」タブで変更ができます。
「Webサイト」タブには、TCP ポートや SSL ポートの設定の他にログ設定があり、ここでログ収集を有効にすることで詳細な設定ができるようになります。
ログフォーマットの調整
まずは、ログ収集を有効にし(デフォルトは有効)、ログ形式を「W3C拡張ログファイル形式」にします。
IIS のデフォルト設定では、GMT(グリニッジ標準時)で 1 日分として扱われるので、ローテートの時間が 9 時間ズレてしまいます。
そこで、ログ設定のプロパティの「全般」タブで、「ファイル名およびオールオーバーに地域設定を使用する」にチェックを入れます。
ログの内部に記録される時間は、「W3C拡張ログファイル形式」では 9 時間ズレてしまうのは直せないので、ログ形式を変更するしか方法はないです。
あとは IIS を再起動すれば設定が反映されます。
また、「拡張プロパティ」タブでログの出力項目が調整できるので、必要に応じて調整することをオススメします。
ユーザーエージェントや送信バイト数、所要時間など、デフォルトでは出力されないものが多いです。