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ImageMagickで画像加工の基本を試す

これまで、リサイズやトリミングなど、PHP から GD や ImageMagick を使って画像加工をしてきましたが、ImageMagick ではもっと幅広い加工ができるということで他のパターンを試してみました。

ImageMagick については、サイボウズのブログで話題になった通り脆弱性の多いライブラリですが、ビジネスで使わない分には正しく使っていればそれほど問題はないと思います。

リファレンス見ながら、やみくもに試すっていうのもどうかと思ったので、基本的な操作と画像の重ね合わせで、どんなバリエーションがあるのか見てみます。

環境は手元の vagrant で使っている CentOS6 のイメージです。

また、ImageMagick 単体で動きを見てから、PHP の拡張モジュール(Imagick)を使った方がイメージしやすいので、今回はコマンドラインで実行してみます。

基本的な使い方

以下の 2 つのサイトを参考にしました。

まずは ImageMagick をインストールしているかどうか確認します。まあ、convert コマンドが使えたら問題ないので確認です。

加工の基本

手元の画像(いつもダミー画像はペイントで作るという初心者)でも良かったのですが、1 つ目で参考にしたサイトではサンプル画像も提供してくれていたので、それを使わせてもらうことにしました。

1 枚ずつダウンロードするのも面倒だったので、ここはサクっとワンライナーで wget しちゃいます。

フォーマット変更

画像を用意してみたら 1 枚だけ違う画像形式だったということはよくあります。

Windows では拡張子だけ変更すると勝手に OS が画像形式も変換してくれるって思っていたのですが、それは大きな勘違いだったという苦い思い出があります。

ImageMagick ではいくつかのフォーマットの拡張子を自動で解釈してくれるので、入力元と出力先のファイル名をしてするだけで変換してくれます。フォーマット変換は convert コマンドを使います。

ImageMagick で扱えるフォーマットや convert で使える機能については、man ImageMagick や man convert で確認してください。

ここでは ImageMagick から一部引用します。

convert and write images in a variety of formats (about 100) including GIF, JPEG, JPEG-2000, PNG, PDF, PhotoCD, TIFF, and DPX.

サイズ変更

サイズ変更は縦横の画像サイズを指定するか、縦横の比率を指定することで実現可能です。

回転

画像を回転するシチュエーションはなかなかないかもしれませんが、スマホからアップロードされた画像が横向きに回転してしまっていた時など、これでシレっと直せます。

画像の合成

1 枚目の画像を 2 枚目に重ねます。

通常は同じサイズの画像をベタ(左上合わせ)で重ね合わせる需要も少ないと思いますので -gravity オプションで配置場所を変更します。下記の例は真ん中に合わせて重ね合わせています。

gravity のオプションについては公式のリファレンスで確認してください。

Choices include: NorthWest, North, NorthEast, West, Center, East, SouthWest, South, SouthEast. Use -list gravity to get a complete list of -gravity settings available in your ImageMagick installation.

重ね合わせの基点の位置は種類が多いので、シェルなどで全パターンの重ね合わせを作ってみて、それを表示して見比べてみるとかすると楽そうです。

ベース画像に文字画像を載せたり、ogp の画像を作成したりと何かと便利ですね。

試しに icon.jpg という小さなサイコロ画像を用意して、tm931028b1.jpg の色々な位置に重ね合わせてみます。